22日の後楽園大会でマサ北宮(32)とGHCタッグ王者決定戦に臨む清宮海斗(24)が、中嶋、征矢との初の前哨戦に臨むも敗れ、試合後も襲撃を受けた。
8人タッグマッチに出場した清宮は、リング上で征矢と壮絶なぶつかり合いを演じ、これまでとは違う気合を見せた。ところが、味方の大原が3カウントを奪われ敗れると、場外にいた清宮は征矢に襲撃され、花道の奥の鉄扉にたたきつけられた。北宮に抱えられながらバックステージに現れると「ここで終わったら何も変わんねえよ」と悔しさをあらわにし、会場を引き揚げた。
2月、GHCヘビー級選手権で武藤に敗れ、自分を見失ってから苦悩の日々が続いていた。再起をかけた6月6日のサイバーファイトフェスティバルでも「ノアの強さを見せつける。この試合にかけている」と挑むも、DDTの竹下・上野組に完敗。「俺たちが弱かっただけだよ」と自暴自棄に陥った。その後も納得の結果は残せていなかったが、30日の大会で、北宮からパートナーに指名され、ベルト挑戦のチャンスを手にした。「今いる環境はうんざりするほど恵まれている」と誘ってくれた北宮にも感謝。この日は、征矢に何度も痛めつけられながらも、たまった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、ブーメランエルボーやミサイルキックで応戦し、存在感を見せた。
試合には敗れ、さらにその後襲撃されるという悲劇の結末となったが、目は死んでおらず、厳しい表情でしっかりとベルトを見据えていた。「迷ったり悩んだりしているけど自分で解決していく」。SNSでも前向きな発言が増えてきた。前哨戦は残り2戦。試練を乗り越え、ベルトにたどり着く。【松熊洋介】

