プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、米老舗専門誌ザ・リングから日本人初のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキング1位の記念盾を贈られた。19日、大橋ジムが発表した。

6日から2週間の日程で敢行していた米ロサンゼルス合宿中に同誌のダグラス・フィッシャー編集長(52)の訪問を受け、直接、記念盾を手渡されたという。井上は6月7日、さいたまスーパーアリーナで開催されたノニト・ドネア(フィリピン)との3団体王座統一戦で2回TKO勝利。同誌選定のPFPランキングで3位から一気に1位となっていた。

また現地では元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の出世ジムとなるワイルドカードジムを拠点に練習。パッキャオを指導した名伯楽フレディ・ローチ・トレーナーとも対面し、記念撮影していた。18日の帰国時、井上は「(ローチ氏と)スパーリングの時にこんな感じでやっていたね、みたいな話をしました」と振り返っていた。