ボクシングIBF世界ミニマム級5位重岡銀次朗(23=ワタナベ)が、同級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)と対戦。アマ時代から事実上無敗の男の初世界戦はまさかの無判定試合となった。
谷口将隆、無念の2回TKO負けで王座陥落 プロ初黒星喫した会場で2度目の防衛ならず/詳細
重岡銀次朗 | 無判定試合 | バラダレス |
◆ラウンドVTR◆
1R 重岡銀次朗10-9バラダレス
サウスポーの挑戦者・重岡が開始からじわじわと距離を詰めてプレッシャーをかける。重岡は1分半すぎに左フック2連打。2分すぎに王者が下がりながらボディーブローを決める。残り30秒に重岡の左ストレートが王者の顔面をとらえる。
2R 重岡銀次朗9-10バラダレス
開始早々、重岡の左ボディーブローがヒット。王者は慎重で手数が少ない。1分すぎに重岡の左強打がボディーと顔面に決まる。王者も右ストレートを返すが当たりが浅い。2分すぎに王者の右のロングが重岡の顔面に2発ヒット。重岡はひるまず前に出る。両者ペースの奪い合い。
3R 重岡銀次朗-バラダレス
序盤はお互いの強打を警戒して見合いが続く。1分すぎに王者が右フックからボディーを連打。すぐに重岡も左ボディーブローを返す。2分すぎに重岡の左ボディーブローと王者の右フックが相打ち。残り10秒で重岡が左ボディーブローを狙った瞬間に激しくバッティング。バラダレスがバッティングによる右目の不調を訴えてドクターがチェック。しばらく試合が中断されるが、王者は戦意喪失。そのままレフェリーが試合を止め、負傷引き分けとなった。