24日に開催される「RIZINランドマーク8佐賀大会」に出場する白川陸斗(32=ジャパン・トップチーム)が、対戦相手の矢地祐介(33=CRAZY BEE)を猛烈に批判した。

白川は19日、都内の所属ジムで、1階級上の矢地と戦うための「食トレ」の様子をメディアに公開した。そして、その後のインタビューで、RIZIN公式YouTubeにアップされたドキュメンタリー動画「コンフェッションズ」での矢地の発言に激怒していることを明かした。

もともと矢地はライト級(71キロ)MMAワンマッチでキム・ギョンピョ(韓国)と戦う予定だった。だがギョンピョがケガのため欠場。急きょ代役として1階級下フェザー級(66キロ)の白川の出場が決まった。

これについて矢地は動画の中で「なめられてると思いましたよ、マジで。これで白川をボコって勝ったって『まあ、そうだよね』ってなるし。ちょっと苦戦でもしたら言われるし。ほんとメリットないですよ。みんなになめられてるんですよ。世間にも、今回の相手にも。でも彼(白川)としてはメリットしかないですから。負けて当たり前。ちょっとでも善戦すればプラスになるし。勝ってしまえば一躍求心力を得られるし、そりゃ(オファーを)受けるよなって」と発言した。

動画を見た白川は「あの人『白川にはデメリットはないから、そりゃ受けるよな』って言ってたでしょ。『こっちはメリット1つもねえんだよ』みたいなこと言ってたじゃないですか。お前が言うなって話ですよ。オレが言うなら分かりますよ。『矢地選手はメリットがなく、デメリットしかない中、オレとの対戦を選んでくれて』みたいな。オレが言うなら分かるんですけど、お前が言うのは違うやろ」と感想を述べてブチ切れ。

続けて「しかも、だれか他にも(矢地の対戦相手の)候補の名前が出てるんですよ。で、オレを選んだのはお前やろって。それやのに『そりゃ受けるよな、デメリットないんだから』みたいに言って。こっちは3週間しか準備期間がなくて、階級上の相手。ケガするかもしれないリスクはもちろんありますよ。ケガしたくないからすぐタップする、そんなわけにいかんじゃないですか、RIZINって大舞台で。こっちだって骨の1本や2本、折る覚悟で試合受けてるんですよ。こっちなんか2年間ケガで離脱しててね」と、自分にも大きなリスクがあることを強調した。

さらに白川の怒りに火を注いだのが、矢地の「嫌われてもいい」という言葉。「それって盛り上げる試合じゃなくて、つまらなくても勝つことが大事だからって言ってるようなもんですよ」と指摘。

今大会はアゼルバイジャン国内でトラブルに巻き込まれていたブガール・ケラモフ、トゥラル・ラギモフが欠場。女子の浜崎朱加も左前腕の骨折で戦うことができなくなった。大会の盛り上がり自体が危ぶまれる中、大会成功のためには矢地対白川の試合を面白くする必要があると考える白川は「結構、この試合って佐賀大会での要だと思うんですよ。矢地くんは人気選手だから。それなのにって感じですよね」と話した。

白川は昨年11月に行われたYA-MANプロデュースの大会「FIGHT CLUB」において、対戦相手の木村ケルベロス颯太を「チワワ」と呼ぶなど舌戦を繰り広げて話題になった。だがこの日、ケルベロスと矢地のどちらがよりイラッとするか聞かれると「断然、矢地っすね。あのコンフェッションズを見て、マジで嫌いになりましたね。ふざけんなよと思って」と断言。この日の怒りについて「真剣にムカついている気持ちが8、(試合前の)あおりが2」という割合だと説明し、本気で怒っていることを強調した。

白川は「嫁の実家が熊本なんですよ。九州なんで、嫁の親戚一同、友達一同みんな見に来るんですよ。初めて今回、子供も来るんですよ。負けられんでしょ。だから腕の1本、2本、折れてでも勝ちに行く気持ちで頑張ります」と勝利へ強い意欲を示した。【千葉修宏】