美容外科高須クリニック統括院長の高須克弥医師(79)の息子で、ユーチューバーとして登録者数約64万人を誇る同クリニック名古屋院院長の高須幹弥医師(49)が30日、「平本蓮ドーピング疑惑」について解説した。
高須医師は自身のYouTubeチャンネルに最新の動画を投稿。7月28日の「超RIZIN3」での平本対朝倉未来戦について「僕もその試合を見ていてすごく感動した」と振り返った。その上で現在、「平本が朝倉戦でドーピングをしていたのでは」といううわさが世間を賑わせていることについて言及した。
高須医師はまず、RIZIN榊原信行CEOが「米国に2人の尿を空輸して行ってもらっている尿検査の結果がすべて」という趣旨の発言をしていることについて「僕はそれはちょっと違うんじゃないかなと思っている」とした。
平本にドーピングを指南したと告白した格闘家の赤沢幸典は、自身のXに平本に渡したと主張する薬物のリストと、平本からその代金が振り込まれたともとれる自分の銀行口座の取引画面の写真をアップした。
高須医師は真相は分からないとした上で「もしこれ(赤沢の主張)がウソでたらめだったら、RIZINの運営と平本選手は赤沢選手を訴えるべきだと思うんですよ。観客動員とか視聴率にも大きな影響を及ぼすわけで。だけど今のところそういうアクションはしていないのが、どうなのかなと思います」と指摘した。
同医師によると、赤沢が平本に渡したと主張している禁止薬物には、それぞれ以下のような作用があるという。
▼テストステロンジェル=塗る薬。陰のうや二の腕など皮膚の薄い、吸収しやすい部位に塗ってテストステロン値を上げる。
▼SARMs=一般的なアナボリックステロイドとは違う物質だが同じような作用がある。アナボリックステロイドは筋肉や骨の増強作用以外にも、皮脂の分泌が増えてニキビだらけになったり、女性化乳房や薄毛の症状も出る。SARMsはそういうものが比較的少なく、骨と筋肉に選択的に作用する。最近の「ドーピングかいわい」で流行っているもの。
▼ミボレロン=テストステロン作用のあるもの。
▼タモキシフェン(ノルバテックス)=アナボリックステロイドを使うと副作用で女性化乳房になってしまう。それを予防する「ケア剤」と言われるもの。アナボリックステロイドとタモシキフェンを一緒に使うのはよくあること。
▼カベルゴリン=ホルモンの調子を整えるもの。
▼HCG=アナボリックステロイドなどを使うと精巣が萎縮するので、それを予防するためのもの。
高須医師はこれらの薬物について「ドーピングの副作用がでないように隠れてやる人が組むレシピ」と説明。加えて、尿を採取する日が分かっている尿検査では、その時に薬物が検出しないようにサイクルを組んでドーピングすることも可能で、血液検査より精度も落ちると強調した。
同医師は榊原CEOらRIZIN運営サイドを「血液検査をすぐに行わないといけない、こういう騒動があったら。本当にシロでドーピングしてなかったら、本人も進んで採血に乗り出すと思う。尿検査の結果が陰性だったから『平本選手はシロです。ドーピングしてません。RIZINはクリーンです』っていうのは甘い」と批判。
「徹底的に検査して、シロならシロっていうことを証明しないといけないんですけど、そういうアクションが甘い。仮に今回の尿検査が陰性であったとしても、陰性だからシロとは証明できない」と、血液検査やウソ発見器なども使って徹底的に検査すべきだと主張した。

