WBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者村田昴(28=帝拳)がパーフェクトレコード更新で初防衛に成功した。同級1位ジョセフ・アンボ(28=フィリピン)の挑戦を受けて2回1分40秒、KO勝ち。プロ戦績9戦全勝9KOのパーフェクトレコードを継続し「それをあおってもらい、期待してもらい、その期待に応えたい」と笑みを浮かべた。
1回に破壊力ある左ショートでダウンを奪い、続く2回に左ボディーストレートをねじ込んで仕留めた村田は「もっと前の手(右手)のコントロールを使う予定でしたが(アンダーカードでも)KOやダウンが多くて力みすぎました。(パーフェクトレコード狙いが)力んだことの1つ。力みすぎて1回から力いっぱいのパンチでした。まだまだ課題あって目指しているところは上。もっと練習していきたい」と謙虚な姿勢を貫いた。
それでもボクシングでは王座奪取よりも難しいとされる初防衛戦もあっさりとKO撃破でクリア。村田は「防衛戦という気持ちだと守りになるが、自分は防衛戦というより気持ちはチャレンジャーだったので。今後もそういう気持ちでやりたい」と抱負を口にした。
現在、世界ランキングでもWBA8位を筆頭にWBO15位にも入るなど徐々に世界へと近づいている。村田は「しっかりKOできた。日本王座、東洋太平洋王座の統一戦をやりたい。先を目指していきたいので防衛戦だけでなく、統一戦もあればモチベーションが上がる」とキッパリ。東洋太平洋同級王者中嶋一輝(31=大橋)、日本同級王者下町俊貴(28=グリーンツダ)らとの統一戦実現を希望した。
スーパーバンタム級は4団体統一王者井上尚弥(31=大橋)が君臨している。村田は「井上尚弥さんに挑戦するにはまだまだ力不足なところもある。ただ、もっと上の世界、世界王者に必ずなりたい。アジアのベルトは1つではないし、まだまだ今日の中でも課題はある」と気持ちを引き締めていた。【藤中栄二】

