日本ミドル級王座決定戦で、同級1位の竹迫司登(34=ワールドスポーツ)が王座返り咲きに成功した。同級3位の酒井幹生(32=角海老宝石)と日本王座ベルトを懸けて激突。3-0の判定勝利を収めた。19年8月以来、約7年ぶりの日本王座返り咲きに成功。竹迫は「うれしいのは周りの方への再スタート、次へのあかしとしてゲットできた。王者になれば勝って次が見えてくる。引き締まった部分もある」と何度もうなずいた。
拳を交えた酒井は過去に何度もスパーリングを経験。酒井を指導する竹内真志トレーナーも旧知の仲だった。対策を取られ、得意の右ストレートが当たらず、逆にボディーを中心とした攻撃を受けていた。5回の途中採点ではリードも許していた。後半に持ち味の右ストレートがヒットし、主導権を奪い返した。竹迫は「後半は僕に対する作戦の引き出しの少なさが見えていた。スパーリングも何度かやっていてやりにくかった。すごく嫌な作戦でこられた。この2人で勝利できて自信になった。感謝しています」と振り返った。
東洋太平洋同級王座を2度戴冠し、日本同級王座も4度防衛後返上している竹迫だが、24年12月、国本陸との再戦に敗れたことで、1度は進退も考えたという。これで再び王座となったことで再び世界への道が開ける。竹迫は「ボクシングをやる以上は世界。本当に1つ1つの勝利がつながっている。1つ1つ確実に勝ってのぼって、挑戦していきたい」と言葉に力をこめた。所属ジムの斎田竜也会長は「途中採点で負けていると思なかったが、キャリアの差、冷静に5ラウンドをもう1回立て直せた。試合巧者だった」と評価していた。

