大相撲の元横綱で、北の湖と輪湖時代を築いた輪島大士氏(本名輪島博)が死去したことが9日、関係者への取材で分かった。70歳。

◆輪島大士(わじま・ひろし)本名・輪島博。1948年(昭23)1月11日、石川県七尾市生まれ。日大3、4年時は連続学生横綱。70年初場所幕下付け出し(60枚目格)で初土俵。73年名古屋場所で横綱に昇進。「黄金の左」を武器に優勝14回。ライバル北の湖と輪湖(りんこ)時代を築いた。81年に引退し、花籠部屋を継承。しかし、85年に花籠名跡を担保に借金したことで相撲協会を離れた。86年に全日本プロレス入門。88年の引退後は学生援護会アメリカンフットボール部の総監督、タレントなどでも活躍した。