1日付で日本相撲協会を退職した元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)が20日、貴乃花応援会公式サイト内のブログを更新し「これからの人生も、今までの人生同様に目指す道を極めていきたいと思っております」と思いをつづった。

その上で、11月3日、4日に、日本相撲協会を退職後、初めて福岡県田川市で行われる、田川ちびっこ相撲大会を訪問することを明かし「こういった、子ども達の教育に役立てるような活動にも今後、携わっていきたいと考えております」と今後、次世代の相撲人の育成に取り組んでいく考えを示した。そして田川ちびっこ相撲大会に旧貴乃花部屋の弟子も訪れる予定であることも明らかにした。

花田氏はブログの冒頭で「近状のご報告 貴乃花は元気にしております。今まで旧貴乃花部屋をご支援いただきました支援者、後援者の方々にお礼のご挨拶に伺っております。ご支援いただきました皆様とは、共に長い時間を過ごさせていただきました。皆様とお会いできる限られた時間の中で、共に語らいながら昔話に花をさかせ振り返りの時間をいただいております」と近況をつづった。

その上で「この一時の中で、これから何を行って行きべきなのかを徐々にではありますが考えられる余裕が生まれて来ました。現在、46歳ですが、来年はどのような人生を歩みたいのかを真剣に考え、思い描くことで、気持ちの高まりが徐々に湧いてきたように思います」と、日本相撲協会退職から3週間近くが経過し、心境に変化があったとつづった。

そして「来月の11月3日、4日は、引退後初めての田川ちびっこ相撲大会に伺います。その大会には、元の私の弟子達も来るようです。この数週間会っておりませんが、元気でやっているようだと風の便りで聞いています」と弟子の近況も報告した。

その上で、花田氏は「時は早いもので来月ともなれば福岡場所が始まります。たくさんの大相撲ファンのご来場が期待されます。そんな中、たまに会う時にちょっとしたアドバイスしてあげたい元弟子たちの奮闘と健全を思いながら、一に足腰、二に足腰、三に足腰これでやってほしいと願っております」と、かつての弟子達をおもんぱかるように思いをつづった。

さらに

「基本動作は同じ動きの繰り返し、精神的にきついですが、反復運動は肉体を超えて反射的になれます。自ら気づかないうちに身についていたりします」

「鍛錬してる最中は、悩んだり苦しかったりの繰り返しですが、鉄砲柱に寄りかかり下っ腹のチカラを使えば辛さも喜びに変わるでしょう」

「空高くつま先を天に向かって足を上げて四股を踏めば、いつのまにか軸ができている。摺り足でも常に負けそうな自分を思い描いて行えば、じっくり汗もかけるはずです」

などと、かつての弟子達へのアドバイスとも取れるメッセージをつづり「田川で会えることを楽しみにしてるぞ!!」とも呼び掛けた。

田川市には、大相撲九州場所の際に宿舎を構え、けいこ場などを提供されてきた田川貴乃花部屋後援会があり、13日のブログで解散式に出たことも報告していた。花田氏は「田川炭坑節まつりでは、元田川貴乃花部屋後援会の方々と共にお祭りを楽しみたいとも思っております。お祭りの総踊りを楽しみ、鎮魂のろうそくの火を眺めながら良い時間を過ごせればと願っております」(コメントは原文のまま)と、かつての後援者との交流も楽しみにしているとつづった。