元横綱大鵬の孫、東幕下7枚目納谷(19=大嶽)が勝ち越しに向けて後がなくなった。

5番相撲で三役経験者の西幕下筆頭千代鳳(27=九重)と対戦。立ち合い左差しを許さず、突っ張って前に出たが、土俵際で相手に回り込まれ押し出された。終始優勢だっただけに悔しそうで「(手応えは)全然です。最後しっかり正面から攻めなければいけなかった」と話した。

千代鳳には7月の名古屋場所での初顔合わせから2連敗。「そのときよりは押せたので良かったと思う」と、収穫も挙げた。今場所も残り2番。「相手を正面に置いて相撲を取れるようにしたい」と課題を口にした。