大相撲の元関脇で西十両2枚目栃煌山(33=春日野)が15日、現役引退と年寄「清見潟」襲名を発表した。

師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)とともにリモート会見に出席し「一つの区切りがついたと思う。子どもの頃からずっと相撲しかやってきてなかったので、寂しい気持ちはある」と話した。

3月の春場所で3勝12敗と負け越し、十両に陥落していた。幕内在位は77場所で、三役在位は通算25場所。12年夏場所では賜杯にこそ届かなかったが、旭天鵬との優勝決定戦まで進んだ。金星は6個、三賞は殊勲賞、敢闘賞、技能賞をそれぞれ2回獲得した。