日本相撲協会は1日、荒汐部屋の荒汐親方(元幕内蒼国来)、十両若元春、幕下以下の力士8人、床山1人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

12月31日に、同部屋の前頭2枚目若隆景が感染したことが判明。部屋に所属する24人がPCR検査を受けたところ、同日夜にあらたに11人が陽性と確認された。

日本相撲協会によれば、荒汐部屋の陽性者合計12人のうち、3人が発熱の症状を訴えているが、軽微という。今後は保健所や専門家の指示を受けながら、加療を続けていく。

電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、荒汐部屋の力士らの初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場について「厳しい状況」と見解を示した。東京都内の新規感染者は増加傾向。今後の開催方式の変更については「小池さんが緊急事態宣言を要請する話が出てきた。今後どうなってくるのか。(緊急事態宣言が出たとしても)我々はお客さん入れないでも何とかやりたい」と話した。