昨年の全国学生相撲選手権で3位となった石崎拓馬(日体大4年)が大相撲の高砂部屋に入門することが10日、分かった。

昨年の11月場所後に部屋を継承した高砂親方(元関脇朝赤龍)と同じ高知・明徳義塾高出身だったことが縁。石崎はインカレの成績により三段目最下位格付け出しの資格を得ており、順調にいけば5月の夏場所でデビューする。

この日は師匠となる高砂親方が東京・世田谷区の日体大を訪問し、松浪健四郎理事長らが同席のもと、あいさつが行われた。石崎は日体大では主将を務め、現在は相撲部の土俵で稽古を重ねている。石崎を高校時代から知る高砂親方は、電話取材に応じ「背は大きくない(173センチ、123キロ)けど相撲がうまい。相撲に対する熱意もある。将来が楽しみ」と期待を寄せた。部屋に住むのは4月以降になる見通しという。