大相撲の元横綱白鵬の宮城野親方(37)が5日、オンライン会見を開き、「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」の開催を発表した。

開催時期は来年初場所後の1月28日で、東京・両国国技館で開催。断髪式はもちろん、幕内、十両取組の他、「白鵬最後の土俵入り」が行われる予定となっている。

宮城野親方は「去年の9月30日に現役を引退して以来、応援してくださったファンの皆さまへどのような形で恩返しができるかずっと考えてきました。その中でこの度、断髪式開催をようやくお知らせすることができてうれしく思います。当日はもう1度綱を締めて最後の土俵入りを務めさせて頂きます。是非、相撲の聖地両国国技館で横綱白鵬としての最後の姿をご覧ください。そして皆さまにとってこの断髪式が、大相撲の世界で受け継がれてきた大銀杏の美しさをはじめ、相撲文化の魅力を新たに感じて頂く場になれば幸いです」とコメントした。

宮城野親方は昨年9月に現役引退後に年寄「間垣」を襲名し、先代宮城野親方(元前頭竹葉山)の日本相撲協会定年に伴い、7月に年寄「宮城野」を襲名し、部屋を継承した。現役時代は歴代最多となる45度の幕内優勝や前人未踏の幕内通算1093勝など、数々の記録を樹立した。