東前頭筆頭の高安(32=田子ノ浦)は阿炎に連敗して初優勝を逃した。
ともえ戦では頭部を阿炎の胸付近に激しくぶつけ、意識がもうろうとなり一人で立ち上がれず。今年3度目の優勝争い、自身初の千秋楽単独トップも賜杯に届かなかった。4度目の殊勲賞獲得もむなしいものとなった。
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幕内後半戦の佐渡ケ嶽審判長(元関脇琴ノ若) 阿炎は思い切りがよかった。15日間を通して阿炎らしい相撲が多かった。つっぱりに力がついていき波に乗った。高安は「この一番」での緊張がある。そこを乗り越えられれば大関にも戻れる。(ともえ戦は)私も初めてのことで緊張しました。