大関経験者で西前頭7枚目の朝乃山(29=高砂)が無傷の5連勝とした。立ち合い、呼吸が合わず明らかに後手に回ってフワッと立った平戸海(23=境川)を右四つに食い止めると、不意を突かれたように棒立ち気味の相手を、そのまま万全の体勢で寄り切った。

再入幕だった昨年5月の夏場所(この時は7連勝)以来となる、初日からの5連勝。大関経験者で幕内中位という番付では、驚くほどのことではないだろう。報道対応した日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も「もともと力はあるから、こういうこともあるんじゃないのかな」と特段のコメントは控えた。それでも、序盤の土俵は「いい流れできているんじゃないかな」。さらに、好調の要因として「精神状態も、今場所はそれほど騒がれていないからね」と挙げた。場所の注目が横綱の復帰、横綱&大関の同時昇進なるか…など、ここ数場所に比べれば朝乃山への注目は少なく、さらに先場所のような場所前のケガもないことから、精神的に安定した状態で臨めていることも好調の要因にあると推察していた。