小結の阿炎(30=錣山)が綱とりの大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)を一気に押し出して、今場所初白星を挙げた。立ち合いから先手を取ると「落ち着いてそのまま攻められた」と、得意の突き押し相撲で、横綱を目指す大関を圧倒した。

好調を実感していた。初日は西前頭3枚目の王鵬(24=大嶽)に送り出されて初日黒星。それでも、攻め続けた末の負けに「流れは悪くない。持ち味を出せたし、体は動いている」と前向きだった。翌日の大関撃破で、調子の良さを実証した形だった。

2場所連続優勝で横綱を狙う相手からの白星。「(綱とりは)ぼくには関係ない。自分の相撲を取るだけ」ときっぱり。2場所ぶりに三役に返り咲いた今場所で、存在感を見せつける決意だ。