西前頭14枚目の美ノ海(31=木瀬)が、悲願の初優勝を目指す東前頭4枚目・高安(35=田子ノ浦)を単独トップの座から引きずり下ろした。
初顔の対戦。突き放しにくる高安に対し、下から粘り強く攻め返した。左上手は離れるが、右からのおっつけが効いて高安がたまらず引いたところを寄り切った。「立ち合いは自分の方が早く立ちたいと思ったがちょっと遅かった。でも集中していけました」と振り返った。
対戦相手は当日、場所入りしてから確認するという。「帰ってからは相撲見ないし、あまり考えないですね。(他力士の成績も)気にしない。関係ないですね。終わったことは終わったことで」と割り切って土俵に上がっている。
優勝の可能性も残して千秋楽へ。「誰と当たるかですね」と話していたが、結び前に関脇大栄翔との対戦が組まれた。「俺、(優勝争いから)脱落って言われたんですよ。それなのにトップ(高安)に当てられた。最後なんで一生懸命前に出ていく感覚ですね」と自分の相撲を取り切ることだけに集中する。

