大相撲夏場所(11日初日)に向けた、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が2日、東京・両国国技館で行われ、横綱豊昇龍(25=立浪)が大きな存在感を示した。

主に大の里(24=二所ノ関)、琴桜(27=佐渡ケ嶽)の両大関を相手に、計22番で18勝4敗。「22番やったんだ」と数は気にしていない様子だったが、「良い感じに体も動いている。やりたい事をできた。調子は悪くない」と復調をアピールした。

琴桜に7勝3敗。今場所が綱とりの大の里には8勝1敗だった。横綱候補との取組については「あまり気にしていなかった。しっかり集中して稽古した。あとは本人の問題。僕から言うことはあまりない」と淡々としていた。

大関に加えて、関脇大栄翔、小結若隆景とも胸を合わせた。「三役なので土俵に上がって稽古しようと誘った」と明かし、それぞれ1勝0敗、2勝0敗。しっかりと勝ち越し、横綱の力を見せつけた。

新横綱の春場所は10日目に休場。「右肘関節内遊離体、頸椎(けいつい)捻挫で約2週間の加療を要する」との診断書を提出していた。この日も右肘にはサポーターを着けていたが「日に日によくなっている。場所には問題ない」と万全を強調した。

今後は「出稽古は行くと思うが、どこに行くかまだ決めてない」としつつ、「ケガをしないように。しっかり集中して稽古して本場所に行きたい」と9日後を見据えていた。