大関大の里(24=二所ノ関)が「最速横綱昇進」で故郷に恩返しする。11日に初日を迎える大相撲夏場所(東京・両国国技館)の安全を祈願する土俵祭、優勝額贈呈式が10日、両国国技館で行われた。贈呈式には初場所で2度目の優勝を果たした横綱豊昇龍とともに、春場所で3度目優勝で綱とり初挑戦の大の里が出席した。初土俵から所要13場所で横綱昇進を果たせば、輪島の21場所を更新し、年6場所制となった1958年以降初土俵で最速となる。

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大の里は初めての大銀杏(おおいちょう)での優勝額に母校、新潟・海洋高の化粧まわしを選んだ。その理由に「3回目は自分自身どれがいいかなと考えた結果、やっぱり(能生中を含めて)6年間お世話になった、土台を作ってくれた、今の自分があるのは新潟のおかげだと思っているので。化粧まわしをいただいたので、その思いを大事にして優勝額に選びました」と話し「公立高校ですけど、お金を募って地域の方が集めてくれた化粧まわしでもあるので。その化粧まわしで優勝額をとれたのは良かったと思います」と笑顔を見せた。

夏場所が初の綱とり場所となる。所要13場所での歴史的最速昇進となれば、故郷の人々の喜びもまた大きくなる。「また明日から大事なところなので、明日の戦いを自分自身がしっかりと一生懸命頑張りたいと思います。初日の入り、前半戦が大事だと思うので。しっかりと気持ちを整えて頑張りたいと思います」と意気込んだ。【千葉修宏】