西前頭13枚目の佐田の海(境川)が、ストイックな姿勢で今場所初白星を挙げた。東前頭15枚目の竜電(高田川)を寄り倒し。得意ではない左四つとなったが、相手の上手投げをこらえながら勝ちきった。
初日の5月11日は、38歳の誕生日だった。妻子のある身だが、自宅ではあえて特別なことはしなかったという。
「ケーキはおいしく食べたいじゃないですか。そういうのは、場所が終わってからにしてくれと言ってあります。この年になったら、めでたくないですからね」と本場所に集中している事情を口にした。誕生日であっても、特に変わらない1日を過ごし「いつものリズムを崩したくない」とストイックな姿勢を貫いた。
5月11日は例年、夏場所の期間に重なることが多い。仮に、初日の前日だったとしても祝い事はしないという。「初日に向けて、やることがいろいろあるんですよ」と説明した。
40歳の関取最年長・玉鷲に次ぐ年齢ながら、まだ幕内でやれているのは、こういう姿勢にあるのかもしれない。

