大相撲で昨年12月に引退した、元小結阿武咲の打越奎也(うてつ・ふみや)氏(28)が1日、東京・両国国技館で断髪式を行った。

約400人がハサミを入れる間、何度も号泣。師匠の阿武松親方(元前頭大道)の止めバサミで、まげと別れを告げた。最も泣いたのは、小学生の時からライバルだった同学年の湊川親方(元大関貴景勝)がハサミを入れた後。「オレらはいつまでもライバルだ」。その言葉に胸が熱くなった。

アマチュア時代から同世代の先頭を走ってきたが、ともにケガで早々に引退した。常に意識し合う存在で湊川親方は「本当に現役が終わったんだなと感じた。他の人には起きない感情があった」と、さみしそうに話した。すでに相撲界を離れた打越氏も「本当にありがたい。人との縁に恵まれた人生。最高の相撲人生だった」と、感謝していた。