横綱2場所目の大の里(25=二所ノ関)が、今場所初、通算5つ目の金星を配給した。東前頭2枚目の伯桜鵬に、先場所に続いて連敗。土俵際まで寄り立てたが、先場所敗れている残像からか、攻め急いだような格好となった。やや強引に寄り倒そうと体を預けたところで、弓なりになって繰り出された伯桜鵬の突き落としに裏返されて逆転された。3勝1敗となり、全勝の横綱豊昇龍、関脇霧島を1差で追う展開となった。
取組後は「また明日から、1日1番集中して頑張りたい」と語った。あらゆる質問に「切り替えたい」「1日1番」「集中」「また明日から」を組み合わせ、自らに言い聞かせるような回答を続けた。
昨年11月の九州場所で大関に昇進後の1年間、直近6場所で、4日目に限れば1勝5敗。同じく大関昇進後、先場所までの5場所で1勝4敗の13日目ともに、この2日間だけ、他の日に比べて極端に勝率が低い。「4日目の苦手意識があると思いますか」と問われた時に「思わない」と答えたのと「伯桜鵬関を警戒しすぎた部分は」と問われた時に「いや」と答えた以外、「切り替えたい」「1日1番」「集中」「また明日から」を組み合わせた言葉を発した。
5日目は、先場所4日目に敗れた、難敵の前頭王鵬戦が組まれた。3日目の阿炎戦の完勝から一転、横綱として初優勝、通算5度目の優勝に向けて、試練が続く展開となった。【高田文太】
八角理事長(元横綱北勝海) 大の里は最後に膝が伸びてしまった。勝負どころで腰の位置が決まる前に出ていった。伯桜鵬は当たりが強くなり、勝ってやろうという気持ちがいい。若隆景は右の絞りが強い。安定感がある。

