日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で春場所の番付編成会議を開き、寿之富士(25=伊勢ケ浜)と福崎改め藤天晴(19=藤島)の新十両昇進と島津海(29=放駒)の再十両昇進を発表した。
西幕下2枚目で5勝2敗を挙げた寿之富士は東京・墨田区の伊勢ケ浜部屋の稽古場で会見。「発表されて、今やっと実感がわいてきました」と喜びを口にした。モンゴルから来日し、鳥取城北高2年に編入してから相撲を始めた。同志社大をへて、宮城野部屋に入門し、24年春場所初土俵。24年4月からは伊勢ケ浜部屋預かりとなり、約2年で関取となった。初場所で、聖白鵬から改名したばかりで昇進を決めた。
「2年以内に(関取に)上がるっていうのを目標にしていたんで、ちょうど良かったかなと思います」。父ウスフバヤルさんはモンゴル相撲の元横綱でナーダム4回の優勝を誇る。194センチ、145キロの寿之富士よりも体は大きいという。ウスフバヤルさんは、師匠・伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)の引退相撲(31日)に合わせて、この日に来日。「直接会って、(昇進を)言おうかな」と、タイミングの良い親孝行となった。
伊勢ケ浜親方にとっては、昨年6月に部屋を継承して以来、最初の新十両力士となった。伊勢ケ浜親方は「部屋を受け継いで責任も感じていましたし、自分の代でさらに発展させるっていう思いがありました。それの第1歩として、寿之富士が関取に昇進することができましたし、今後、さらに多くの関取を育てるように、三役、大関、横綱を育てるように頑張っていきたいなと思います」と喜びを語った。

