大相撲の元大関若嶋津で、元二所ノ関親方の日高六男さんが15日、千葉県鎌ケ谷市の病院で死去した。鹿児島県出身、69歳だった。関係者によれば、最近は体調を崩して入院していた。

日高さんは鹿児島商工高校(現・樟南高校)で相撲を始め、卒業と同時に元横綱初代若乃花の二子山部屋に入門。1975年春場所で初土俵を踏んだ。

80年春場所で新十両に昇進、81年初場所新入幕。83年初場所で大関昇進を果たした。84年春場所には、14勝1敗で初優勝。同年名古屋場所では、全勝優勝を果たした。精悍(せいかん)な顔立ちから「南海の黒豹」の異名で知られた。

85年2月には、当時アイドル歌手だった高田みづえとの婚約を発表し、大きな話題となった。87年名古屋場所限りで引退し、年寄「松ケ根」を襲名。二子山部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたっていたが、90年2月に独立して松ケ根部屋を創設。14年4月からは日本相撲協会の理事を務め、14年12月からは年寄「二所ノ関」を襲名した。師匠として、小結松鳳山ら関取7人を育てた。

17年10月には、千葉県船橋市内の路上で転倒し、頭部の手術を受け、時期理事選への出馬は見送った。

部屋は、21年12月に元関脇玉乃島の放駒親方が継承。22年1月の定年後は参与として協会に残ったが、23年7月21日付で退職していた。

現役時代の通算成績は515勝330敗21休。三賞5回(敢闘賞2回、技能賞3回)。金星2個。

【若嶋津六夫(わかしまづ・むつお)】

▽本名 日高六男

▽生まれ 1957年1月12日、鹿児島県熊毛郡中種子町(種子島)

▽同期 大関霧島、関脇太寿山、十両鶴嶺山ら

▽最高位 大関

▽幕内優勝 2回(1984年春場所=14勝1敗、同年名古屋場所=全勝)

▽三賞 敢闘賞2回、技能賞3回

▽金星 2個(いずれも北の湖)

▽通算成績 515勝330敗21休

▽サイズ(現役時代) 188センチ、125キロ