[ 2014年7月14日22時43分 ]

 サッカーのW杯の観戦などでブラジルを訪れた日本人の犯罪被害申告は、開幕前の6月8日以降、7月14日までに日本の外務省がとりまとめた段階で33件だった。ダフ屋行為などでブラジル当局に一時的に拘束される事件も4件あった。

 内訳は強盗6件と窃盗27件。大きな人身被害はないという。被害が小さいなどの理由で届け出ていないケースもあり、実際の被害はもっと多いとみられる。

 1次リーグで日本が敗退し、多くの観戦者が帰国した後も、7月8日に最大都市サンパウロのパブリックビューイング(PV)会場で男性2人が財布やカメラ、スマートフォンを盗まれる被害が発生した。

 一方、6月19日に日本戦があった北東部ナタルでは男性2人がダフ屋行為をしたとして一時拘束された。また、中西部クイアバでは24日、禁止されている拡声器を競技場に持ち込もうとした男性が警備担当者と押し問答になり一時拘束された。