[ 2014年7月15日9時59分 ]

 ブラジル・サッカー連盟は14日、W杯ブラジル大会で初の自国開催での優勝を期待されながら4位に終わった同国代表のルイスフェリペ・スコラリ監督(65)が退任したと発表した。

 W杯終了までだった契約の更新を大会中に打診されていたスコラリ氏は、オランダに0-3で敗れた12日の3位決定戦後、進退を連盟のマリン会長に一任すると表明していた。連盟は「マリン会長が辞意を了承した」とした。

 Jリーグ磐田の指揮を執った経歴もあるスコラリ氏は2002年のW杯日韓大会でロナウドらを擁する代表を率い、母国を5度目の世界王者に導いた。

 今大会に向けては12年に監督に就任。64年前の自国開催で果たせなかった地元優勝に期待が高まったが、コロンビアとの準々決勝でエースのネイマールが負傷離脱し、準決勝でドイツに1-7の記録的大敗を喫した。