AKB48渡辺麻友(23)が26日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。大みそかのNHK紅白歌合戦を最後に、およそ10年間在籍していたAKB48を卒業する。AKB48の顔とも言える存在だった渡辺のほかにも、2017年は人気を博したメンバーたちが卒業を決意している。

 6月のAKB48選抜総選挙で結婚宣言をして世間を騒がせた元NMB48の須藤凜々花(21)は8月30日、大阪・NMB48劇場で卒業公演を行い、アイドル活動に終止符を打った。「これからすごい姿を見せながら、夢を追い掛けられるよう頑張ります」と涙はなく笑顔で卒業。ファンやメンバーには「NMB48と出会って別れられて本当に幸せだった」と感謝の言葉で締めくくった。須藤は現在も芸能活動を続けている。

 NGT48の北原里英(26)は8月21日、新潟市歴史博物館(みなとぴあ)で行われた「NGT48 お披露目2周年スペシャルLIVE~みなとまち新潟をもりあげちゃいます!~」で、来春に卒業することを発表した。北原は「みんなのことを信頼しているので、これからはNGT48の1番のファンとして応援していきたいと思います」とまだ結成間もないNGT48の後輩たちを激励した。北原は来年2月公開の映画「サニー/32」で主演を務めることが決定している。

 元HKT48の多田愛佳(23)は、4月10日に福岡・西鉄ホールで卒業公演を行った。最後にはメンバーと「ありがとう」を熱唱。涙をこらえながら、「楽しい10年間を皆さんのおかげで過ごすことができました。本当はすごく不安なんですけど、自分のためにもHKT48のメンバーのためにも、道標になりたいので、明日から死にものぐるいで頑張りたいと思います。本当に10年間ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。AKBグループでの活動期間は10年間。多田は現在も芸能活動を続けている。

 島田晴香(25)は11月13日、東京・AKB48劇場で卒業公演を行った。最後に「私の人生はこれからも続きますし、AKB48も続きます。続くという気持ちを込めてこの曲にしました」と、自身が所属したチームKの楽曲「To be continued.」で締めくくった。活動期間は8年間、この日をもって島田はAKB48卒業と同時に芸能界も引退した。