AKB48柏木由紀(30)が26日、パシフィコ横浜で約2年ぶりとなるソロコンサート「柏木由紀 寝ても覚めてもゆきりんワールド~まだまだ夢中にさせちゃうぞっハート~」を行った。

7月に30歳を記念して開催予定も「脊髄髄内腫瘍」摘出手術のため延期していた同公演。「めちゃくちゃ元気ですので。一緒に盛り上がってくれたらうれしいです」と笑顔を振りまいた。

「これまでのアイドル人生」をテーマにしたこの日の公演では、3月発売のソロ曲「CAN YOU WALK WITH ME??」でスタートさせると、AKBでシングル選抜に初めて選出された「BINGO!」やチームBの「初日」、選抜総選挙で3位に入った「フライングゲット」など、思い入れのあるグループ曲や、ソロデビュー曲「ショートケーキ」などを披露。BiSHとコラボする「柏木由紀なりのBiSH-BAD TEMPER-」(30日発売)も初披露して、2000人を魅了した。

「沈黙」では高さ5メートルのリフターに乗って熱唱。「結構高くて、めちゃ揺れてました…。でも、できるだけ2階、3階席の近くにいけるようにお願いしました」。衣装の早着替えの場面では、音声だけを生かして「今、ドレスを脱ぎました! 腕飾りをつけます。化粧も直してます」と実況するなど、ファンを楽しませた。

約8年ぶりのソロシングルCD発売や病気など、さまざなことがあった21年を「今年は『AKBやってるな! アイドルやってるな!』と感じられる1年」と振り返った。「やっぱりコンサートで直接会える場所が好きだなと思います。30歳、30歳と自分で言ってますけど、今日やった感じはまだ全然動けるなと…。ファンの皆さんがいないとできない仕事。これからも皆さんが胸を張って応援できるように。30代も、アイドルとして突っ走っていきたい」と宣言した。

さらに「推し変されないように…。私を応援していないと意味がないなと思ってもらえるように。病気になって皆さんに支えていただいた分、恩返ししていきたいです。30代の柏木由紀もよろしくお願いします!」と話すと、会場からは大きな拍手が起こった。

今月29日には、神奈川県民ホールで「これから目指すアイドルアーティスト像」を演出したソロコンサートを行う。生配信も予定しており「どっちも見てほしい」と呼びかけた。