SKE48が24日、愛知・日本ガイシホールで、昼に古畑奈和(26)、夜に須田亜香里(30)の卒業コンサートを行った。同日に2つの単独卒業コンサートが行われるのは、48グループでも初めて。台風の影響で東海道新幹線が一時運転を見合わせるアクシデントも、多くのファンが駆けつけ、それぞれの特徴を生かした演出で、節目のステージを飾った。【大友陽平】

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古畑は特技のサックス演奏をはじめ、センター曲「FRUSTRATION」、AKB48兼任時代の楽曲、選抜総選挙での選抜曲など、思いを詰め込んだ構成で魅了。中盤では、昨年4月に卒業した高柳明音(30)もサプライズ登場。妖艶さも漂わせる大人な雰囲気でも楽しませた。

アンコールでは、真っ青なドレス姿で、卒業シングル「ひかりさす」を熱唱した。「ファンのみんなの顔を見たかったので、泣かないって決めてました。おかげで皆さんの顔がよく見られました!」と最後まで涙を見せず、「またどこか皆さんと会って、私と笑顔と笑顔の交換をしてください!」と笑顔。会場に駆けつけられなかったファンもいたが「私が今後も頑張れば、会える機会があると思います。後輩にも『かっこ悪くなっちゃった』と思われない人生を歩んでいきたい」と前を向いた。