英歌手アデルが、米ラスベガスで行われている常設公演で相次ぐ観客によるステージへの物投げ事件を受けて「私にやったら殺すよ」と冗談交じりに警告したことが話題になったばかりですが、今度はハリー・スタイルズが被害に遭ったと伝えられています。
8日にオーストリアのウイーンで行った公演で、観客がステージに投げ入れたものがスタイルズの顔を直撃。この様子を撮影した動画もネットで拡散されており、何かが当たった後に痛みで腰を屈めながら顔に手を当てている様子が確認できます。けがの有無や投げられたものが何だったのかは分かっていませんが、スタイルズは昨年もロサンゼルスでの公演中にファンが投げたキャンディーが顔面を直撃しています。
このところ、こうした公演中のステージへの物投げ行為が頻発しており、負傷するアーティストが出るなど社会問題に発展しています。この1か月だけでも、こんなにたくさんの投げ入れ事件が起きています。
スマホが顔面を直撃して負傷したビービー・レクサ
6月18日に米ニューヨークで行われたライブ中に携帯電話を投げつけられたのは、ビービー・レクサ。ファンが撮影した動画では、顔面に携帯電話が当たり、はずみで後ろにのけぞった後その場で倒れ込む様子が映っています。公演は中止となり、そのまま病院に搬送されたレクサは赤黒いあさができた痛々しい写真を自身のSNSに投稿し、左目の上を3針縫うけがを負ったことを明かすも親指を立てて大丈夫とアピールし、ファンを安心させました。投げた27歳の男は暴行などの罪で起訴されていますが、「当たったら面白いと思った」と動機を述べています。
ピンクは人間の遺灰が入った袋を投げ込まれる
6月25日には英ロンドンで開催された野外フェス「ブリティッシュ・サマー・タイム」に出演したピンクのステージで、人間の遺灰が入ったプラスチックの袋が投げ込まれるハプニングも起きています。恐る恐る袋を拾い上げたピンクは、「これ、あなたのお母さん?」とファンに問う姿がカメラに収められており、大きな話題となりました。どのようにセキュリティーを通過して遺灰を持ち込んだのか、なぜ母親の遺灰を投げ入れたのか動機は分かっていませんが、ピンクは戸惑いながらもそっと袋をスピーカーの後ろに置いてステージを続行して称賛されています。
ケルシー・バレリーニは顔面にブレスレットが直撃
カントリー・シンガー・ソングライターのケルシー・バレリーニは、米アイダホ州で6月28日に行った公演中に、ファンが投げたブレスレットが顔に当たり、パフォーマンスを一時中断しています。翌日に投稿したSNSで、「大丈夫」とけがはなかったことを報告していますが、「怖かった」と述べ、自身やバンド、スタッフ、そして観客が安全だと思える場所であることを望んでいると訴えています。
大人のおもちゃを投げ入れられたリル・ナズ・X
7月1日にスウェーデンのストックホルムで開催された音楽フェス「ロラパルーザ」に登場したリル・ナズ・Xは、男性器の形をしたおもちゃを投げ込まれるハプニングに遭遇。とっさに身をかわしてあわやの直撃を避けた後、パフォーマンスを中断して落ちたおもちゃを拾い上げ、「これ投げたのは誰?」と観客に問いかける様子がSNSに投稿されています。
ドレイクにもスマホが命中
ツアー中のドレイクも、米シカゴで5日に行われた公演で観客が投げた携帯電話が腕に当たる被害に遭っています。ニューヨーク・ポスト紙によると、ドレイクにけがはなかったようで、何事もなかったようにそのままパフォーマンスを続行したとのことで、大事には至らなかったもののエスカレートする危険行為に多くのアーティストが警鐘を鳴らしています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)





