吉本新喜劇の大塚澪(れい、29)が13日、初の著書「ゾンビメンタル どんなにヘコんでもすぐに復活する人の思考法」を発売した。発売開始のこの日は、都内で吉本新喜劇の大先輩、お笑い芸人の小籔千豊(52)と並んで会見し、著書をPRした。

大塚は「吉本の会社内で『出版チャレンジ』という企画があり、30人ぐらいがプレゼンして1位を取ることができたので、めちゃくちゃ気合が入りました」と、仕上がりに自信をのぞかせた。他の芸人との厳しい競争を勝ち抜き、たどり着いた著書出版だけに、思い入れも一段と強いようだ。

内容は、自称「吉本一怒られてきた芸人」の大塚が、蓄積してきた膨大な“怒られデータ”から、どんなにヘコんでも、すぐに復活する「ゾンビメンタル」を手に入れた現在までの実体験をベースにしたものだ。ただ「子どものころから怒られやすい体質だったんですけど、それでも怒ってくれた人のことを嫌いになっていない。何なら、怒られる前よりも仲良くなっている。これって、今の若い世代の人たちに足りていないことなのかも、広めたいと思いました。心を全裸にして書きました」と、清楚(せいそ)なイエローのワンピース姿とは対照的な言葉も用いて、思いの丈を語った。

音大を中退して吉本新喜劇に入った当時の座長が小薮で、これまでに強烈なダメ出しを受けたという。大塚は「20歳、21歳ごろ、世界一難しいオペラを歌いながら、亀甲縛りをするっていうネタをやっていたんですけど(小薮に)『そんなの今すぐやめえ』って言われました」と、焦りからのキャラ迷走、それでも“エロ路線”で突き進む覚悟まではないことを見抜かれた。「(当時は)かかりぎみにやっていた」と、冷静さを欠いていたと自己分析し、吉本新喜劇の中では演技でも地位を確立する現在は、小薮への感謝が強まっている様子だった。