米国で起きた火災としては過去100年で最悪のものとなった、8日にハワイ・マウイ島で発生した森林火災で、甚大な被害状況が次々と明らかになる中、セレブたちも支援に動き出しています。

マウイ島にはオプラ・ウィンフリーやクリント・イーストウッド、オーウェン・ウィルソン、ロックバンド「エアロスミス」のスティーブン・タイラーら多くのセレブが不動産を所有しており、バケーションで訪れるセレブも少なくありません。50年以上のキャリアを持ち、1998年にはロックの殿堂入りもしているロックバンド、フリートウッド・マックのミック・フリートウッドは、壊滅的な被害を受けた歴史地区ラハイナで経営するレストランを失ったことを明かしていますが、マウイ島にゆかりのあるセレブたちは渡航自粛や寄付を呼びかけたり、物資や義援金など様々な支援を行っています。

マウイ島とラハイナのコミュニティーは数十年来の故郷だと話すフリートウッドは、「マウイ島にとって破滅的な瞬間で、多くの人々が想像を絶する喪失感に苦しんでいます」とSNSに投稿。島の人々への祈りを捧げるとともに地域と被災者への支援に全力を尽くすと述べています。また、タイラーの娘で女優兼モデルのミアも火災発生時に家族でマウイを訪れていたことを明かし、現地で経験したことをインスタグラムのストーリーズでつづるとともに、ホテルは地元の人たちに開放されており、貴重な生活必需品を奪わないためにも今はマウイを訪れないで欲しいと旅行者に呼びかけています。

映画「アクアマン」(18年)などで知られるホノルル出身のジェイソン・モモアは、自身のインスタグラムで「マウイを訪れないで」と旅行自粛を呼びかける投稿をし、現地の状況を発信し続けています。モモアは、「マウイ島は今、休暇を楽しむ場所ではない。マウイに行かないで。これほど深刻な状況を抱える島に自分の存在が必要であると信じ込まないでほしい」とつづり、ボランティアとして訪れるのではなく「今できること」として寄付を呼びかけています。

ディズニーのヒットアニメ「モアナと伝説の海」(16年)でマウイ島と同じ名前の伝説の英雄「マウイ」を演じ、ハワイ出身の母と共に幼少期をハワイで過ごしたこともあるドウェイン・ジョンソンも、胸が張り裂けそうだと語る動画を投稿。この数日、数時間、数分単位で拡大していく惨状を目にするのが辛いと心境を吐露し、現地で救出や復興のための活動をする団体とコンタクトを取っていることを明かし、ハワイ・コミュニティー財団への寄付を呼びかけています。

マウイ島に広大な土地とセカンドハウスを持つオプラ・ウィンフリーは、10日に避難所となっている戦争記念スタジアムを訪問し、避難民に支援物資を手渡す様子が報じられています。ウィンフリーは英BBCのインタビューで、避難している人たちが何を必要としているのか確認した後、物資の買い出しを行い、再び避難所に戻ってきたと明かし、枕やシーツ、おむつなどを配布する様子が伝えられています。ウィンフリーは、打ちのめされているが、たくさんの人がそれぞれできることをし、持ち寄れるものを提供してくれて嬉しいと話し、今後も短期的な支援だけでなく、長期にわたる再建に向けて必要となることへのサポートも行っていく考えを示しています。

ハワイ島コハラ出身で、「モアナと伝説の海」でモアナの声を演じてデビューしたアウリイ・クラヴァーリョは、「マウイ島とハワイ島で起きたことに私と同じように無力感を感じている人は、自分ができる手助けをして欲しい」とインスタグラムに投稿。ハワイ州外で支援物資の寄付を受け付けている場所を見つけるのに苦労しているので、情報があれば教えて欲しいとフォロワーに呼びかけています。

マウイ島の南に位置するラ・ペルーズ湾に広大な土地を所有するアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏と婚約者のローレン・サンチェスさんは、復興のために1億ドルを寄付すると表明。サンチェスさんはインスタグラムで、「マウイで起きていることに心を痛めています。多くのものを失った家族や壊滅的な打撃を受けたコミュニティーのことを思っています」と投稿し、マウイ基金を立ち上げて長期的な復興を支援することを約束しています。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)