疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会による不信任決議を受け、9月30日に失職した前兵庫県知事の斎藤元彦氏(46)の最後の登庁は同27日でした。知事が不在になり、知事応接室に置かれていた、文書で「おねだり体質」として受領が指摘されていたゴルフのアイアンセット、姫路城のレゴブロックなど贈答品の数々はどうなったのでしょうか?
知事が来客対応をする知事応接室に飾られていたのは同県市川町の企業が製作したゴルフクラブのアイアン、プロ野球阪神タイガースやサッカーJ1ヴィッセル神戸などのユニホーム4着など25点。その他、秘書課の倉庫に保管されている112点を含めると、贈答品は計137点とされます。
最後の退庁となった27日、斎藤氏は手に紙袋を持ち、県庁を後にしました。
秘書課によると、知事応接室の25点を含め、斎藤氏が「持って帰ったものはありません」といい、紙袋の中身については「何かについてはお答えできませんが、紙袋の中身は完全な私物でした」。
阪神の始球式やヴィッセル神戸のキックオフセレモニーで袖を通したユニホームなどは「始球式も公務の一環です」と秘書課。兵庫県の「顔」として出席したもので、個人の“記念品”ではないとの見解です。
斎藤氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)で、贈答品を多数受け取ったことを認め、“おねだり疑惑”について「社交儀礼の範囲内で問題ない」と説明しました。
今後、倉庫に保管されているものを含めた贈答品はどうなるのでしょうか?
「知事が空白の時期になっていますので、これから整理することになります」。
上郡町のよろいかぶと、丹波市で作られたサイドテーブルや椅子、姫路城のレゴブロックなど、大きなものもあります。民間との連携の中、贈られたものもあり、破棄などについては「県として受け取ったものが多数あり、ただちに処分とかはできないと思います。これから考えることになります」。
斎藤氏の失職に伴う、知事選は31日告示、11月17日投開票です。知事空白の期間は当面、続きます。
11月17日の投開票前には、いったん、知事応接室の贈答品は整理することになるようです。知事応接室もリセットされます。【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)




