乃木坂46久保史緒里(24)が26、27日に横浜アリーナで開催する自身の卒業コンサートへの意気込みを語った。9年間、常に軸足を乃木坂46に置きつつさまざまなシーンで活躍してきた。不変のグループ愛を胸に、アイドルとしてのラストステージに立つ。【横山慧】
★「実感が湧いて」
卒業が迫る心境を聞かれると「すごく実感が湧いています」と笑顔でうなずいた。ハキハキとした受け答えは、年々磨かれている。この2、3年で余裕も出てきた。「後輩は『寂しいです』と言ってくれたりするけど、同期は私がちょけ(ふざけ)たりするから、私が卒業する実感があまり湧かないみたいです。私自身は湧いているのに。フフフ」と微笑を浮かべた。
16年9月、3期生として加入。活躍の場が幅広かった。NHK「どうする家康」(23年)では現役メンバー初の大河ドラマレギュラー出演。他にも、舞台に映画と女優業が充実していた。WBC壮行試合で始球式を任されるなど、大ファンの東北楽天ゴールデンイーグルスはじめ、野球関連の仕事も途切れなかった。
一方で、グループの顔でもあった。ニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」(水曜深夜1時)の2代目メインパーソナリティー。選抜常連の人気メンバーで、23年のシングル「人は夢を二度見る」ではセンターも務めた。軸足はブレなかった。「『ずっと乃木坂46に軸足を置いていた』って言われるのがうれしいです。常に意識していたことですし、誇りです」と言葉に力を込めた。
★「ずっと大好き」
「乃木坂46、ずっと大好きでした」。人一倍強い乃木坂46愛は卒業まで変わらない。卒業コンサートの構成も、グループの全曲を聴き返して決めたという。「初日公演の1曲目、すごく深い意図があります。もしかしたら気づく人、多いかもしれません」と楽しそうに話した。「全部の曲、インスピレーションで選びました。過去と今と未来、全部反映させたライブになっていると思います」と説明した。
「一区切りになると思います。私にとっても、今まで応援してくださった皆さんにとっても、このライブが1つの大きな区切りであってほしいです。すごく長く私を応援してくださってる方も、このコンサートを見たら『9年間本当にやりきったんだな』と思ってもらえるような。卒業という選択を納得していただけるような内容にしました。泣いてくれる人がいたら、いいなぁ。私は、泣くのかな…?」
先輩が全員卒業し、今や3期生が“最上級生”だ。後輩の面倒見もいい。「メンバーの強みというか、あなたのここすてきだよ、というところを見つけるのがすごく好き」と自己分析しつつ「今回、卒業コンサートだけど『乃木坂46のコンサートがしたい』という思いがありました。ライブの帰り道に、『この子すてきだったね』と私以外の子が話題になっていたりしていたら、すごくうれしいです」と、らしく呼びかけた。
「当たり前なんですけど、自分の卒業で、グループが一瞬でも、1秒でも1ミリでも止まる瞬間があってほしくないので。未来に向けての、これが思い出であってほしい。通過点というよりも、みんなの記憶であれたらうれしいです」
★「いったん休憩」
卒業後は「まず、いったん休憩」するという。「『暮らし』がしたいな、と思って。家でご飯を作るとか、お風呂を洗う、洗濯機を回すとか。今までもしていたけど、それは全て乃木坂46での活動のためにしていたことだから。その軸足を、自分の生活に変える作業が必要になると思います。どうなるのかなぁ…」と目を細めた。
「小学校から乃木坂46のファンなので、人生半分以上乃木坂46です」。まさに乃木坂46の申し子。ファンやメンバーからも惜しまれつつ、万感の思いで巣立つ。
◆久保史緒里(くぼ・しおり)2001年(平13)7月14日、宮城県生まれ。小3から中3まで楽天のジュニアチアガール。昨年放送のNHK夜ドラ「未来の私にブッかまされる!?」や今年のNHK連続テレビ小説「あんぱん」などにも出演。161センチ。血液型O。








