宝塚歌劇団出身の声優・森なな子が18日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「プリキュアドリームスターズ!」(宮本浩史監督)初日舞台あいさつで、出身の宝塚歌劇団の後輩へエールを送った。

 森は宝塚歌劇団雪組出身という、異色のキャリアを持ち、美貌でも評判の声優だ。司会者から、映画の入場者プレゼントのミラクルサクライトを振って応援したいことは、と聞かれると、次のように答えた。

 新社会人と言えば、思い付いたのは私は昔、宝塚歌劇団という劇団におりまして、雪組に所属していたんですけれども、今年ちょうどこの時期、雪組で初舞台を踏む103期生の方がいらっしゃるので、プリキュアはもちろん、103期生の皆さんにエールを送りたいです。

 森は、そう語った後、客席に向かって「皆さんにも気持ちを送っています…もちろん!!」と呼び掛けた。

 森は壇上で「プリキュアは友情、愛情、大事なことを教えてくれる作品、お子さまだけでなく、大人にも見ていただきたい」と熱く語った。森自身、大人になってから見た10年の「ハートキャッチプリキュア!」から、心を浄化され、作品のすばらしさを感じたことが、今、プリキュアを演じている大きな動機となった。この日、公開されたばかりながら、3回も見たというファンもいる客席に、森は「3回、見てくださった方もいらっしゃいますけど、よろしくお願いいたします」と呼び掛けた。【村上幸将】