昨年「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」で大ブレークした歌手「ピコ太郎」に扮(ふん)した古坂大魔王(44)がタレント安枝瞳(29)と結婚したことが3日、分かった。それぞれの所属事務所が発表した。4年3カ月の交際期間を経てこの日、都内の区役所に婚姻届を提出した。挙式・披露宴は未定。

 古坂の大ブレークを支えた内助の功があった。2人は12年ごろ、番組共演をきっかけに知り合った。当初は友人関係だったが、その後、グループでテーマパークに行くなどして距離を縮め、13年5月に真剣交際に発展した。しかし、古坂は当時、地方での営業やローカル番組の出演が中心で全国的な知名度は低かった。仕事を続けていくか悩んだ時期もあった。

 ところが昨年、古坂がプロデュースした歌手「ピコ太郎」が歌う「PPAP」の動画がユーチューブで大ヒット。再生回数が全世界で1億回を超えるなど大反響だった。これをきっかけにバラエティーや音楽番組にも引っ張りだことなり、現在も多忙な毎日を過ごしている。昨年12月の日刊スポーツの取材に「スケジュール的に恋愛は難しい」と話していたが「ただ、そろそろきちっとしたい」と明かすなど、静かに愛をはぐくんでいた。この日は安枝との結婚について「彼女の優しさとまじめさと切なさと心強さにひかれ、こんなすてきな女性と一生過ごしてみたいと思いました」とコメントした。安枝の愛称「や(8)っさん(3)」と大安にちなみ、婚姻届提出に8月3日を選んだという。