マツコ・デラックスが、ジャズトランペット奏者の日野皓正が指導する男子中学生にビンタ制裁したことで賛否を呼んでいる問題について、「日野さんに教育委員会的な指導方法をやってくれっていうのも違う話」と、企画自体に疑問を示した。

 マツコは4日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」で、今回の騒動について「各市区町村の教育委員会がジャズを指導する必要があるのか。ジャズみたいな自由なものをわざわざ地区の中学生集めてみんなで勉強させて発表するっていうセンスが世田谷っぽい。好きにさせてあげればいいジャンルじゃん」と異論を唱えた。

 日野は世田谷区教育委員会主催の「ドリームジャズバンドワークショップ」で講師を務め、中学生たちを指導していた。

 8月20日に行われたコンサートで、ソロパートの演奏を止めなかった男子生徒の髪をつかんで顔を往復ビンタしたことで賛否を呼んでいるが、マツコは「日野さんはすごいトランペッターだけど教育者ではないわけじゃん。そこで日野さんを選んだ。じゃあ日野さんのほかにちゃんと教育的な指導をする人をつけなきゃいけなかったんじゃないのか、わざわざ教育委員会がやるんだったら」と、教育委員会側の落ち度を指摘。

 日野については「日野さんはそれこそほんとにスパルタの中から世界的なトランペッターになった方なんだから、その人に教育委員会的な指導方法をやってくれっていうのも違う話」と擁護した。