ダニエル・クレイグ(49)がボンド役で復帰することが決まり、果たしてどのようなストーリーになるかが注目される007シリーズ次作品だが、驚くべきプロットが浮上した。

 ニューヨーク・ポスト紙によると、あるハリウッド内部関係者が極秘となっている新作のプロットについて、「ボンドはシークレット・サービスをやめ、恋に落ち、結婚する」とリークしたというのだ。同関係者によると、ボンドは妻が殺された後、シークレット・サービスに復帰し、報復するという。

 2015年に公開されたシリーズ24作目「007 スペクター」では、フランスの人気女優レア・セドゥ(31)がメインのボンドガールを演じた。同作品は、ボンドが拉致されたセドゥ演じるDr.マドレーヌ・スワンを救出し、アストン・マーティンDB5で走り去る場面で終わっているが、同関係者は、「新作は、2人が幸せな結婚生活を送っているところからスタートする」としている。

 シリーズ25作目となる新作は2019年11月8日に公開となるが、キャストおよび監督についてはまだ明かされていない。監督としては、ヤン・ドマンジュ監督が有力視されている。今回のリークがもとで、果たして同作の脚本家チームがプロットを変えるかどうかは不明だ。

 原作者のイアン・フレミング氏は常に、原作の中でボンドに身を固めさせようとしていたことも事実で、1969年に公開されたシリーズ6作目「女王陛下の007」は、原作ともに、ボンドと結婚したばかりの妻が、宿敵に殺される筋書きとなっている。(ニューヨーク=鹿目直子)