カンテレ(大阪市北区=関西テレビ)は6日、千原ジュニア(43)主演のドラマ「新・ミナミの帝王」の第14作「得する離婚、損する離婚」(6日午後4時=関西ローカル)で、14年放送の第7作から出演してきた奥村佳恵(28)が“卒業”することを発表した。

 ジュニアが、貸し倒れにあったことがない金貸し、ミナミの萬田銀次郎を演じる同ドラマ。奥村は、銀次郎と舎弟・竜一(大東駿介)が行きつけの喫茶店「エリエート」で働く船場藍(奥村)を演じてきた。6日放送の第14作で、ついに司法試験に合格し、番組から巣立っていく。

 奥村は、役柄について「まっすぐすぎるくらいまっすぐな人」と分析し、「正義」を「自分の中に持っている人」ととらえていたという。

 収録を振り返って「藍の巣立ちはドラマチックに描かれている」とし「これまで見てくださっていた方々も、『藍ちゃん、バイバイ』となってもらえたらいいなと思います」とコメント。

 今ドラマは「いま世間を騒がせている題材がテーマ。男の人側が最低で、勧善懲悪ですね。悪い人たちが完膚なきまでにたたきのめされる気持ち良さがあるので、見ていて気持ち良いんじゃないかと思います」とも話している。

 そんな奥村に、ジュニアは「お芝居が素晴らしい。また絡んでくれたらいいですね」と再共演を楽しみにしていた。

 第14作「得する離婚、損する離婚」は6日午後4時から、、翌週の13日午後3時からは、第15作「ニンベンの女」の放送が決まっている。