KAT-TUN亀梨和也(31)が6日、主演のフジテレビ系ドラマ「FINAL CUT」(9日スタート、火曜午後9時)制作発表会見後、囲み取材に応じ、、元日に発表したKAT-TUNの活動再開について思いを語った。

 亀梨は「ジャニーズ カウントダウン コンサート 2017-2018」で活動再開を発表し、中丸雄一と上田竜也と歌った「Ask Yourself」が、ドラマの主題歌に選ばれた件について感謝した。「僕自身としても(初めて仕事をする)関西テレビさんのドラマという初めての、新たな環境の中で、自分のグループの始動の1曲目を与えてくださった。グループ活動をしていく中で、個々人が活動、活躍し力を付けていくことはある種、当たり前。それがグループの仕事として形として結び付けることが、1本目からさせていただけることを、ありがたく思う。僕自身、思い入れのある1年の幕開けの中で、自分のグループも一緒に進める…ドラマに対して、より強力な援護と言いますか、関係性の中でスタートできるのは本当に幸せで、心強いと思います」と感謝の思いを語った。

 2016年5月に充電期間に入ってからを振り返り、「充電期間に入るにあたって、ファンの方たちであったり、いろいろな思いを抱かせてしまった部分はあると思う。様々な角度のメディアから、いろいろな臆測も出たりする中で僕自身、あそこが、ある意味、新たに始動していくところの、僕の始まりだった。僕も、あまり説明をするタイプじゃないんで、きっと臆測を生んでしまった部分もあったり…いろいろな捉え方をしてもらうことは、僕のエネルギーでもある」と語った。

 その上で「あそこから始まりだったんで(今回の再始動が)改めて、あぁ…幸せだなぁとか正直、ない。むしろ、それが当たり前だと思って進んできたので。改めて2人(中丸と上田)の大切さ、とかいう次元ではなかったというか…そんなことは当たり前。いよいよ始まるなという、ワクワクさを感じました」と、再始動を当然のものだと捉えていたことを強調。「どのタイミングで集まれるか、確定している中ではなかったですけれど、メンバーの思い、ファン、周りの皆さんの流れの中で、今、このタイミングにおける中では、ベストな状況なのかなと感じています」と再始動した現状を分析した。

 また「どうしても再始動という時に、すごくすごく新たな一面を、という角度もあるかも知れないけれど、4月の東京ドーム公演に向けて、まず、みんなが集まる。ファン、お仕事させていただく方からの可能性もいただきながら、次の一歩で何か、しっかりと新たなものが提示出来れば。3人で、この日に向かって作戦会議というふうに進んでいたわけじゃない。とにかく、まず集まる作業から皆さんと共有できたらいいな」と、KAT-TUN活動の再始動はファン、関係者とともに歩んでいきたいという考えを示した。

 「Ask Yourself」については「ドラマに沿った中で世界観を作らせていただいた。詩をしっかり捉えてもらうと、どこかグループにリンクズルメッセージも詰まっていると思います。KAT-TUNらしい楽曲で(ドラマに)参加させていただけるのは意味がある。(ファンにも)キャッチしてもらえるのではないかなと感じています」と笑みを浮かべた。

 「2人(中丸と上田)はドラマを見ますか?」と聞かれると「ドラマ? そりゃあ、見てもらわないと…主題歌を歌っているんだから。参加してるわけですから」と苦笑した。【村上幸将】