堤真一(53)宮沢りえ(43)主演の舞台「近松心中物語」(2月18日まで)が10日、東京・新国立劇場で初日を迎えた。

 忠兵衛と梅川の悲恋を描いた、蜷川幸雄演出で知られる秋元松代の名作舞台を、いのうえひでのり氏が新演出で挑んだ。忠兵衛役の堤は「りえちゃんが美しいので、一目惚れの設定には一番説得力があります」と言えば、梅川役の宮沢は「純愛を私たちの演技で感じてもらえるようにしたい。蜷川さんをリスペクトしながら、私たち全員が同じ熱量で新しい物語を成立させれば、お客様の記憶に刻まれる作品にできる、と思っています」。