落語家笑福亭鶴瓶(66)歌舞伎俳優松本白鸚(75)山中伸弥京大iPS細胞研究所所長(55)が16日、都内で、日本放送協会放送文化賞贈呈式に出席した。同賞は放送事業の発展と放送文化の向上に貢献した人に贈られる。

 鶴瓶は「素晴らしい方々と一緒に賞をいただけるのは本当にうれしい」と感激。95年にスタートした長寿番組「鶴瓶の家族に乾杯」などの出演が評価された。同番組に対して鶴瓶は「何も決めていないのにすごいことが起きる」と語ると「3世帯5人しかいない場所に行って、地元の人に声をかけたら知り合いだった」などと紹介。また「こんな素晴らしい番組ができるのは僕についてきてくれたスタッフのおかげ。あとは日本はすてたもんじゃない、すてきな方々がいるから」とあいさつした。

 白鸚は「NHKから賞をいただくということは、受信料をお支払いの会場の皆さまからいただいているということ。もちろん私も払っています」と会場の笑いを誘った。また「テレビに映されることで、見ている方に苦しみを勇気に、悲しみを希望に変えてもらって元気に活躍してほしい」と語った。これまで大河ドラマ「黄金の日日」「山河燃ゆ」で主演を務めたほか、NHKの古典芸能番組などに出演している。

 山中氏は「私も大阪の人間。話をする時に笑いをとらないと気が済まない。鶴瓶さんのことを勝手に師匠と呼んでいます。鶴瓶さんには『作り話はしていけない。本当にあった日頃の事を言うのが一番面白い』と言われました。だからメモをとることを実践しています」と紹介した。山中氏は「NHKスペシャル」などに出演し、視聴者の科学報道、科学番組への関心を高めている。