お笑いコンビ野生爆弾のくっきー(42)が、日本テレビで放送中のドラマ「ドルメンX」(土曜深夜0時55分、全4話。関東ローカル)の音楽プロデューサーとして、主題歌「ナミダまで心臓(ハート)」、24日放送の第3話で流れる劇中歌「参上!!ドルメンX」の2曲を作曲していたことが19日、明らかになった。くっきーが音楽プロデューサーを務めること、ドラマと映画の主題歌への採用は初めて。

 「ドルメンX」は今夏、劇場版の公開が予定されており、劇場版では「参上!!ドルメンX」が主題歌、「ナミダまで心臓(ハート)」が劇中歌として使われる。くっきーはドラマではナレーションも担当しており、劇場版では本人役でカメオ出演もする。同局を通じて「いいメンツにはいい音楽がつきもんなんだわっ。その耳の穴かっぽじいて鼓膜突き抜けちゃいな ドルドルドル」とコメントした。

 「ドルメンX」は、志尊淳、チュートリアルの徳井義実らが出演し、イケメン宇宙人が地球侵略のため、トップアイドルを目指すという設定でも話題を呼んでいる。「参上!!ドルメンX」は、3話で隊長役の志尊、イチイ役の浅香航大、ニイ役の小越勇輝、サイ役の堀井新太が路上ライブで歌い上げる1曲。原作の漫画家・高木ユーナ氏の歌詞をもとに、くっきーが独特の感性で曲を書き、コーラスや得意のギターで演奏にも参加し、さらにメンバーのレコーディングでは、曲に懸けた思いを熱心に伝える場面も。第3話の放送後、楽曲の配信も決定している。

 くっきーは、野性爆弾のボケ担当として知られているが、実は以前から精力的に音楽活動を行っている。自ら結成し、フットボールアワー後藤輝基もメンバーに名を連ねるロックバンド「盆地で一位」では、作詞・作曲、ギター、ボーカルを担当し、5枚のアルバムを制作。さらに、小籔千豊がMCのBSスカパー!「BAZOOKA!!!」(月曜午後9時)の企画から生まれたバンド「ジェニーハイ」でもベースを担当。同バンドは、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音がプロデュースとギター、小籔がドラム、現代音楽家の新垣隆氏がキーボード、tricotの中嶋イッキュウがギター&ボーカルを担当している。また、イベント音楽や映像制作なども多数手掛け、独特の世界観をもつアート作品の展示会「超くっきーランドneo」なども開催しアーティストとしても注目が集まっている。