市川海老蔵(40)が2日、東京・歌舞伎座「団菊祭五月大歌舞伎」の初日開演前、同劇場2階ロビーで、成田山新勝寺ご本尊の出開帳特別祈願法要に出席した。

 今年は成田山開基1080年で、2代目市川団十郎生誕330年に当たる。また、13年2月に亡くなった父12代目市川団十郎さんの五年祭(神道での呼び方)でもあり、さまざまな節目の年。海老蔵は「大きな意味のある今回の団菊祭です」と話した。

 昼の部では、10年前に初演した「雷神(なるかみ)不動北山桜」で5役を務める。海老蔵は「体力との戦いです。30代の時は余裕がなかったですけど、精いっぱいできました。40歳になりまして、どうなるかは…。市川家の家の芸である『毛抜』『鳴神』『不動』という大きな演目が3つも入っている。重みが違うのできちんとやっていきたい」と意気込みを語った。

 先月、長男勸玄君(5)が、成田山でのお練りの時「歌舞伎の道に進みます」と決意表明した。その後の勸玄君について、海老蔵は「稽古を何となくやってますよ。遊びながらです。まだ遊びながらでいいんです。よく(稽古始めは)6歳の6月6日からと言いますから、それまでは遊びですね。ある時の線からは遊びじゃないと気付く…。まあ、それは10代からかな。それまでは、嫌われるよりも好きになる作業を重要視してます」と話した。

 勸玄君の決意表明はうれしかったのではと聞かれ、海老蔵は「私は責任が増すだけですから。やらないって言ったら、困ったなって顔をすればいいだけ。やると言ったら私の責任が増す」と苦笑いした。

 勸玄君は、初日のこの日は幼稚園に行ったそうだが、海老蔵によると「ゴールデンウイーク中に、気が向いたら見に来るんじゃないですか」。

 「団菊祭五月大歌舞伎」は、9代目市川団十郎と、5代目尾上菊五郎をたたえる公演。夜の部は、尾上菊五郎が「弁天娘女男白浪」に出演する。26日まで。