NHK大河ドラマ「西郷どん」18話(13日午後8時)の試写会が9日、東京・渋谷の同局で行われ、主演鈴木亮平が見どころを語った。島流しとなった奄美大島、沖永良部島で再起を図る島編がスタートする。

 2月末から3月まで約3週間にわたり、大河では異例の長期ロケを行った。鈴木は「予算大丈夫なのかなと思った」と笑いながら「江戸編の最後は暗くて、僕自身も気持ちが落ち込んで体力的にもきつかった。自然が美しい島でのロケは、セットでの撮影とは雰囲気が違う。精神衛生上よかったし、僕にも生き返りの島になった」。

 島の料理は、夜光貝がお気に入りで「アワビとサザエの中間のような」と熱弁。また、劇中に出てくる奄美言葉の「アゲ」もお気に入り。「アゲ! とかアゲー、とか、感嘆詞はたいていアゲー。便利でよく使っていました」という。

 奄美大島で出会う運命の女性、愛加那との恋愛模様も見どころとなる。鈴木は「まるで違うドラマになっている」。演じた二階堂ふみについての印象を聞かれると「感性のバケモノ」と答え「二階堂さんの感性に身を委ねれば、吉之助の成長を描けると思った」とした。

 島編は25話まで。