007シリーズの主演俳優ダニエル・クレイグ(50)が、2500万ドル(約27億円)の超高額ギャラで次作品に復帰するとの報道が浮上した。

 米ハリウッド業界紙バラエティーによると、クレイグの今回のギャラは、米2大アクション俳優たちの最近のギャラをはるかに超えているという。同紙によれば、ドウェイン・ジョンソンが2020年公開予定の新作「Red Notice(原題)」への主演で、2200万ドル(約25億円)のギャラが支払われる予定で、ヴィン・ディーゼルが昨年公開された「ワイルド・スピード ICE BREAK」への主演で、2000万ドル(約22億円)を受け取ったという。

 クレイグは2015年、主演4作目となる「007 スペクター」(2015年公開)の撮影終了後のインタビューで、「(次作品に復帰するぐらいなら)手首を切ったほうがましだ」と語ったことで注目を集めた。

 クレイグのボンド役復帰に関しては長い間、その動向に注目が集まっていたが、昨年8月、ついに米トーク番組で復帰を宣言。この時のインタビューで、ボンド役を演じるのはこれが最後であることを示唆し、「最後を華々しく飾りたい。演じるのが待ち遠しいね」と語っていた。シリーズ25作品目となる新作は2019年11月に公開となる。(ニューヨーク=鹿目直子)