今年で芸能生活50周年を迎える落語家の月亭八方(70)が6日、大阪市内で「芸能生活50周年記念公演」の記者発表を行った。
68年に、当時の2代目桂小米朝(故月亭可朝さん)に入門してから50年。「あっという間」と振り返った八方は、11年からなんばグランド花月で定期開催している「月亭八方落語笑誘会」を、周年記念の今年は、6都市で公演すると決めた。
今月18日の名古屋能楽堂を皮切りに、9月1日東京・三越劇場、同15日徳島・鳴門市文化会館、10月6日兵庫・さよう情報文化センター、同26日大阪・なんばグランド花月と続け、最後は12月(日時未定)タイ・バンコクで締める。
今年3月には、師匠の可朝さんが死去。「50年、師匠に入門してからのことを鮮明に覚えている」とこれまでの歩みを振り返った八方。入門後、可朝さんから「芸人は遊ぶことが舞台の華になる」と言われ、それを実践したところ、10年目ぐらいにどん底に落ちたという。それでも、可朝さんの死去から約半年、「そういう(苦しい)ことがあったからこそ、少々の波が立っても乗り切れていけるの」と師匠の教えに感謝。「あの世で待っている月亭可朝の所へ、再度入門しにうかがおうかな、と。その節目にしたい。(可朝さんも)お祝いしてくれると思う」と話した。
記念公演に向けては、可朝さんが故立川談志さんから直伝され、それを可朝に教授されたという思い出深い古典「野ざらし」を高座にかける意気込みを明かした。
会見には、同公演をともに回る弟子で息子の月亭八光(41)と月亭方正(50)も出席。方正が「何に対しても男」と八方の男らしさを語れば、八光は50周年を「還暦のような、人としての年数のお祝いぐらいの感覚。家族としてのうれしさがある」とそれぞれの思いを伝えていた。



