ものまねタレント松村邦洋(50)が4日に心不全で亡くなった津川雅彦さん(享年78)について、所属事務所を通じてコメントを発表した。

 松村は、以前ものまねをして怒られた有名人に津川さんを挙げていた。「津川さんのものまねをしていたところ、『松村ちゃん、僕はそんなに顔を動かさないよ』と言われてしまいました」というが、「しばらくしてお会いした時に、顔を上下に動かしながら『これで良いかな』と津川さんから寄せてくださり、とてもしゃれの分かる方でした」。

 津川さんとの1番の思い出は、「番組で旅をご一緒させていただいた時に、京都の津川さんのご実家にお墓参りをさせていただいたり、若いころの武勇伝をうかがったことです」。

 また、「大河ドラマ『葵 徳川三代』では家康役を演じられていて、そのものまねをしていたところ、『こんなにドラマを見て愛してくれるとうれしいね』と言ってくださりました」と振り返り、「家康を演じた方は30人以上いますが、僕の中で1番好きな家康は津川さんです」とコメントした。

 「訃報をお聞きしてからドラマを見返して、涙が止まりませんでした。ご冥福をお祈りいたします」と忍んだ。