お笑いコンビ「シャンプーハット」のこいで(42)が9日、大阪市内で単行本「パパは漫才師<1>」(小学館)の発売記念イベントに出席し、同作のモデルにもなっている家族への思いを話した。

 3月から小学館が運営する漫画アプリ「サンデーうぇぶり」で連載された同漫画が好評を受け、単行本化が決定。アシスタントであるお笑いコンビ「蛙亭」の中野周平、ピン芸人・森本大百科の協力の下、こいで家で起こったほほえましい出来事がシュールなタッチで描かれている。

 同作では、こいでの3人の子どもたちが名前を変えて登場する。「名字が珍しいから、どっかで自己紹介した時、小出水の子どもやんって言われるのがかわいそう」とその理由を話し、「芸名を変えた理由も将来的に子どもに迷惑がかからないように」と14年に突如、改名した理由も明かした。

 それでも、「エピソードで読んだら本人たちは気づくんですが」としながらも、「一番下の娘だけは、自分が描かれているって気づかず『この、ちこちゃんてかわいいな』って自分でちこちゃんの絵を描いていた」とほのぼのエピソードで会場を笑わせていた。

 最後には、家のローンが74歳まであると話し、「印税で1億円ぐらい入ったらいいなと思います」と家族のために、大ヒットを願っていた。